CodeCombatでプログラミング学習
CodeCombatとは
CodeCombatはRPG風のゲームを遊びながらプログラミングを学ぶことができるプラットフォームです。 オープンソースのコミュニティで運営されており、2013年に公開されて以降、500人以上のプログラマーがこのプロジェクトに関わって開発が続けられています。 IEやChromeなどのウェブブラウザさえあれば、プラットフォームに参加できることが特徴であり、50以上の言語に翻訳され、世界で5,000,000人以上のプレイヤーがこのプラットフォームでプログラミングを学んでいます(2016年11月18日現在)。 本格的にプラットフォームを利用するには、アカウント登録が必要ですが、今回はアカウント登録はしないで、プログラミングの基本的な文法を学ぶ「キースガードのダンジョン」に挑戦してみましょう。 この授業を受ける多くの皆さんは「プログラミングは難しい」という先入観を持っているのではないでしょうか。 この授業が終わった頃には「プログラミングは楽しい」と思ってもらえることを期待します。
学習コースの選択
早速、CodeCombatでプログラミング学習を始めましょう。 まずは、下記のリンクをクリックしてブラウザでCodeCombatを開きます。
CodeCombat
CodeCombatを開いたら、「今すぐプレイ」をクリックしましょう。 すると、学習コース(ダンジョン)を選択するページに遷移します。
プログラミングに必要な、文法、メソッド、パラメータなどの基本的なスキルを学ぶことが出来る学習コースが「キースガードのダンジョン」です。 キースガードのダンジョンの「ゲームスタート」をクリックしましょう。
キースガードのダンジョン ~始まりの回廊~
キースガードのダンジョンは、40のステージで構成されています。 まず最初は「始まりの回廊」に挑戦します。 「始まりの回廊」をクリックしすると、このステージの概要が表示されます。 このステージの目的は「宝石を集めること」のようです。 「壁の針」がちょっと気になりますね。 では、ゲームスタートを選びましょう。
次に、ヒーロー(主人公)を選択する画面になります。 最初は4人しか選べませんが、ゲームを進めると選択できるヒーローが増えていきます。 好きなヒーローを選びましょう。 剣士の「サー・サーリン・サンダフィスト」を選択したとして説明を続けます。 また、この画面では学習するプログラミング言語を選択します。 ここでは、ウェブで用いられる「JAVASCRIPT」を選びましょう。 ヒーローとプログラミング言語の選択が終わったら「次へ」をクリックしましょう。
次に、武器や防具などを装備するイベントリの画面になります。 ここでは、ヒーローを上下左右に動かすための「質素な靴」を装備します。 靴のアイコンをダブルクリックすると装備することが可能です。 「質素な靴」を装備したら「ゲームスタート」をクリックしましょう。
さぁ、とうとうゲームが開始しました。 「レベルスタート」をクリックしましょう。 このステージの目標は「壁の針をよける」「宝石を集める」の2つです。 プログラムをコーディングして目標を達成しましょう。
マップを確認すると、ヒーローはスタート位置から右に進んだ後に、壁の針を避ける必要がありそうです。 ヒーローを下に進めるには「hero.moveDown()」というコードを入力すれば良さそうです。 では、6行目に上記のコードを追加して、「実行」をクリックしましょう。
これで、残るはヒーローの右にある宝石をゲットするだけです。 ヒーローを右に進めるには「hero.moveRight()」というコードを入力しましょう。 では、7行目に上記のコードを追加して、「実行」をクリックしましょう
宝石をゲットして、全ての目標を達成したため、ゲームクリアです。 「完了」をクリックしましょう。 獲得した経験値、ジェム、武器・防具を確認したら「次へ」をクリックします。
これで、最初のステージは終了です。 プログラミングに興味が湧いてきましたか。 ではその調子で次のステージに挑戦してみましょう。
キースガードのダンジョン ~宝石の部屋~
次のステージは「宝石の部屋」です。 このステージの目的は「素早く宝石を集めること」のようです。 「将来必要になる」との暗示は、女性にとっては嬉しいかもしれませんが、男性にとっては恐怖です(笑)。 では、ゲームスタートを選びましょう。
イベントリの画面では、最初のステージで手に入れた「皮のベルト」を装備しておきましょう。 「皮のベルト」を装備したら「ゲームスタート」をクリックしましょう。
今度のステージでも目標は「壁の針をよける」「宝石を集める」の2つです。 だけど、マップが先程よりも複雑になっているようです。 では、ヒーローを移動させるコードを駆使して、目標を達成させてください。
全ての宝石をゲットしたらゲームクリアです。 「完了」をクリックしましょう。 獲得した経験値、ジェム、武器・防具を確認したら「次へ」をクリックし、 ステージの選択画面に戻ります。
キースガードのダンジョンの全クリアを目指せ!
ここからは、皆さん自身で考えながら、ゲームを進めてみて下さい。 鬼に見つからないで宝石を集める「影の番兵」、 鬼を攻撃して宝石を集める「本当の名前」、 複数の鬼を倒す「上げられた剣」など、まだまだステージは多く残っています
最後に
CodeCombatを利用したプログラミング学習はいかがだったでしょうか。 「プログラミングは難しい」から「プログラミングは楽しい」に変化したでしょうか。 情報技術の発展は目覚ましく「プログラミング」が必修科目になる日も決して遠くはありません。 文化情報学科では、プログラミングの技術はもちろん「人工知能」や「データベース」などの最先端の情報技術も学ぶことができます。 文化情報学科を卒業する頃には、アプリやゲームを遊ぶだけではなく、実装・開発できる人材になって欲しいと思っています。 最後に、アップルの創設者である故スティーブ・ジョブスの言葉を皆さんにお贈りします。 「Stay hungry, stay foolish(ハングリーであれ、愚か者であれ)」。